honeymoon 9
STAY HOME の中、過去の旅を思い返すと、やっぱり旅はすばらしいと思う。
どこでもドアがあったら、シャスタへ行って、心を癒したい。。今の私です。
魔法にかかったようなGWにするためにも、続きを。。
翌朝、旦那さんがクリーニングに出したいと言い出す。クリーニング?今日は
夜にベネチアへ移動するし、無謀な。。と思いきや、行くと聞かないので、歩いてクリーニング店へ。
二人とも疲れはピーク。
案の定、受け取りは明日、とか。
そうだろう。
あきらめて、観光へいこうと戻って歩いていると勧誘の声をかけられ、断ると女性に通せんぼされ、驚いた。
疲れながらも、昨日スペインへ急遽行ったロスを取り戻そうと、イタリア観光で、ミケランジェロ広場へ。
暑い。
その時は疲れすぎて、いま写真がすごく美しい 笑
素通りしたドゥオーモ
アルノ川近くでジェラートを食べて。。
まだ時間がある。
彼はピサも行きたいと言い出したのか、、記憶が定かでないけど、
駅に行き、ピサ行きの切符を買う。しかしこの時点で電車の発車時刻が近づいていた。
私は思い切って切符を買ったが、ホームがうまくわからず、乗り遅れ、もう夜にはベネチアへいかなければならないので、ごめん、と言ってピサは諦めることにする。
しかし、疲れていたからか、この日がいちばんアンラッキー?な日で。
夕方ベネチアへ行くためにスーツケースを引きずり、再度駅へ。
人がいっぱい。。。イタリア人老夫婦が話しかけてくる。
「私たち何時間も待ってるの」
電車遅れているのかな。。。そう思い込み、実際にそうだったのだが、たくさんの人と待って、だんだん人が少なくなる。。しかしイタリアの電光掲示板の見方が難しくて、2時間待った私たちは、ベネチア行きの電車を見逃したことを知る。
ガーン。
老夫婦トラップか笑
何とか鉄道会社のイタリア女性に話すことができたが切符を買いなおすことになる。
行かないわけにいかない。
切符を買った私は疲れ果てた。なぜなら、旦那さんは旅行もなれていないし、英語もわからない。リーダーシップは私なので、責任を感じるし、疲れたし悔しいしで、私は泣き出した。
彼がどうしたの?ボクがゲームをしてたから泣いているの?と聞いてきた。
彼は何時間待っても、文句を言わずゲームをしていた。
違うのだ。そりゃあ、頼りに今はならない場面だが、得意分野が人にはあるし、私は負けず嫌い。涙が止まらず、彼は私の涙を手で拭う。
そんな異様な光景をイタリア少女が見ている。恥ずかしいけど、どうしようもなかった。
気を取り直して、新しい電車に乗る。
やっとベネチアに行けるのね。フィレンツェは好きだけど、今回はホテルの気が重かったし、あまりだったなあ、、。
ベネチアではゆっくりしよう。彼の誕生日は明日だし。
特急列車に乗り、過ごしていると、彼はまたゲームをしている。
ポケモンだ。
これには伏線がある。
確か、バルセロナの空港で外人の小さな男の子がピカチュウのぬいぐるみを透明リュックに背負っていたのを私たちは発見し、かわいいね、と言っていたのだ。
しばらくして、借りていたwifiの減るのがなぜか異様に早くなる。
?と思っていたら、彼がやたらご飯はどこでもいい、Wifiがあるところなら、と言い出す。フィレンツェで彼はポケモンゲームをダウンロードしようとしていたのだ。
重くてなかなかできなかったが、ついにできたそうだ。
謎が解けて、オイ!とつっこみつつ、熱中しているのでほうっていた。
ポケモンのゲームを隣でしている彼が突然くすくす笑い出す。
私は泣きはらしたあとの低いテンションだったが、彼は明るい人なので元気。
ゲーム画面をのぞいてみると、ポケモンでハッピーバースデーが流れている。
日本は1日早いので、私より先にピカチュウにお祝いされているではないか。
ゲームに祝われていることがおかしかったらしい。
ベネチアでおめでとうというつもりだった私は、ゲームに先を越された。
夜遅く到着し、ヴァポレットに乗ればすぐ着くリアルト橋すぐのいいホテルを予約していたのに、節約すべきとここでも判断ミスをしてしまう。
何年かぶりなので、遠さを忘れていてスーツケースを引きずり、ホテルまで歩かせてしまい、彼を怒らせてしまう。
ミスが続く日であった。
しかし、無事到着できて、私は安心した。
ベネチアは私にとってなぜか縁のある場所のようだ。